ジロ・チクリスティコ・デル・フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアはスプリンター向けのステージで開幕。落石による土砂崩れの影響でコースが変更され、カステルモンテの登りが短縮。距離は当初の 160.8kmから156kmに変更された。

選手たちは5つの山岳ポイントを通る。短縮されたカステルモンテ( 2級)、そして最終周回のルッタラスとロザッツォ(いずれも 3級)。しかし、決定的な上りはなくステージの大部分は平坦で、集団スプリントになると予想された。

TEAM UKYOは、総合を狙うアレッサンドロ・ファンチェルとナホム・ゼライを守りつつ、チャンスがあればニコロ・ガリッボがスプリントに挑む、という戦略で臨んだ。

スタート直後、ルイス=ジョー・ルールス( Decathlon AG2R La Mondiale Development Team)、セオドール・オーガスト・クレメンセン( Red Bull Bora Hansgrohe Rookies)、ジョセフ・ブルークス( AVC Aix Provence Dole)、ポール・ライト(Factor Racing)の4人が逃げを形成。最大で 4分24秒のリードを得たが、ポルティ・コメタとバルディアーニVFグループが集団先頭で牽引を開始。

カステルモンテの登りでクレメンセンが単独先行。後方からマリウス・インナウグ・ダール( Decathlon AG2R La
Mondiale Development Team)とディエゴ・カザグランデ( Tudor Pro Cycling Team U23)がブリッジを試みるも、集団に吸収された。

その後も集団からのアタックが相次ぎ、 TEAM UKYOの選手も加わったが決定的にはならず。平坦区間に戻るとクレメンセンが単独先行、集団が 1分30秒差で追う展開に。残り25kmで彼は吸収された。
ここでエクトル・アルバレス( Lidl Trek Future Racing)とエネア・サンビネッロ( UAE Team Emirates Gen Z)が新たにアタック、最大 30秒の差を築いたが残り 3kmで捕まった。最終的には大集団スプリントに。混戦の末、マルコ・マネンティ( Team Hopplà)がサンティアゴ・ウンバ( XDSAstana Development Team)をフォトフィニッシュで下し優勝。アルバレスは積極的な走りで最終スプリントでも 3位に入った。

TEAM UKYOの最上位はガリッボの19位。ファンチェルはすぐ後ろの 27位でフィニッシュ。ラッカーニとゼライも集団内でゴール。一日中チームのために働いたカベドと石橋もフィニッシュしている。

明日もフラットステージで、再びスプリント勝負が予想される。その後の第 3・第4ステージで総合争いが本格化する。

GIRO DELLA REGIONE FRIULI VENEZIA GIULIA STAGE 1 RESULT
1. Marco Manenti (Team Hopplà) 3:28:29
2. Santiago Umba (XDS Astana Development Team) s. t.
3. Hector Alvarez (Lidl Trek Future Racing) s. t.

GIRO DELLA REGIONE FRIULI VENEZIA GIULIA STAGE 1 GC
1. Marco Manenti (Team Hopplà)
2. Santiago Umba (XDS Astana Development Team) +4”
3. Hector Alvarez (Lidl Trek Future Racing) +6”