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【RACE REPORT】SUBARU LAYBACK presents 2025宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース 144.2 km(10.3km × 14 Laps)
レース レポート
2025.10.21

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【RACE REPORT】SUBARU LAYBACK presents 2025宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース 144.2 km(10.3km × 14 Laps)

有力勢との力勝負でファンチェルが5位。UCIアジアランキング1位を確定させる。

開催日: 10月19日
距離:144.2 km(10.3km × 14 Laps)
参加チーム: 18チーム(WT 6 / PT 4 / CT 8 / NT 1)
出走選手数: 106名
TEAM UKYO出場メンバー : 増田成幸、鎌田晃輝、石橋学、アレッサンドロ・ファンチェル、ニコロ・ガリッボ、シモーネ・ラッカーニ
TEAM UKYOスポーツディレクター : マヌエーレ・ボアロ、田村遼
レース公式サイト: https://www.japancup.gr.jp/

TEAM UKYO公式サイト: https://team-ukyo.jp/

Live:https://x.gd/ka5mG

 

今年で32回目の開催となる、宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースは、宇都宮市森林公園とその周辺道路を使用した1周10.3kmのコースを14周する144.2km。コースの勝負どころとなる古賀志林道の登り坂は、約1.1km、平均勾配8.6%。3周、6周、9周、12周目の山頂には山岳賞が設定されている。この他の区間も細かいアップダウンが断続的に続き、獲得標高は2800mを超える厳しいコース設定となっており、周回が進むにつれて徐々に集団は人数を減らしていくだろう。近年はワールドチームがレース序盤から仕掛けてくる展開が多くなっており、展開に乗り遅れないよう警戒が必要となる。序盤の逃げに石橋と鎌田が対応、増田、ガリッボ、ラッカーニがエースのファンチェルを守る作戦。

午前10時にスタートが切られ、スタート直後に始まる古賀志林道でワールドチームがいきなりペースアップ。登りの中腹ほどでサム・メゾノブ(コフィディス)がアタック。このアタックは引き戻されるものの、下り区間からサム・メゾノブ(コフィディス)、ゲオルグ・シュタインハウザー(EFエデュケーション・イージーポスト)、ライナー・ケップリンガー(バーレーン・ヴィクトリアス)、ジェイミー・ミーハン(コフィディス)、ファビアン・ワイス(チューダー・プロサイクリング)の4名が飛び出す。そこにジョナタン・ミラン(リドル・トレック)、フェリックス・エンゲルハート(ジェイコ・アルウラー)が追いつき先頭は6名となる。この有力勢のみが含まれた危険な逃げを警戒し、2度目の古賀志林道でシモー・ネッカーニ(TEAM UKYO)がアタック。約1周をかけて単独で先頭に追いつき先頭は7名となる。タイム差が1分20秒ほどの差に開いた。4周目の古賀志林道でルイ・バレ(アンテルマルシェ・ワンティ)のアタックをきっかけにプロトンがペースアップ。この動きによりプロトンは3つほどに分断される。

 

3つに割れたプロトンの1つ目のグループにTEAM UKYOのアレッサンドロ・ファンチェル、ニコロ・ガリッボの2名が含まれた。先頭グループに30名ほどの追走集団がが追いつき、先頭は36名に。2回目の山岳賞をニコロ・ガリッボが先頭通過し山岳賞を獲得。6周目の終わり頃でヨン・イサギレ・インサウスティ(コフィディス)とジュリアン・ベルナール(リドル・トレック)が飛び出す。しかしこの危険な2名をバーレーン・ヴィクトリアスが追走し吸収。下りきった平坦区間でルーカ・ファンボーベン(アンテルマルシェ・ワンティ)がアタック。これをメイン集団が容認し、最大2分ほどまでタイム差が開く。9周目の下り区間でファンボーベンに18名ほどが追いつき、先頭は19名。ファンチェルとガリッボも含まれている。人数を揃えるイスラエル・プレミアテックがこの集団をコントロール。残り3周となった直後の古賀志林道でレニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス)が登り口からアタック。これにファンチェルを含む6名が反応する。先頭集団はファンチェル、マルティネス、イサギレ、メゾノブ、アレックス・ボーダン(EFエデュケーション・イージーポスト)、ライリー・シーアン(イスラエル・プレミアテック)、マティス・ロンデル(チューダープロサイクリングチーム)の7名。13周目の古賀志林道で再び、マルティネスがアタック。ボーダン、ファンチェル、イサギレのみがついていく。更に下りでロンデルが追いつき、先頭は5名に。コントロールライン通過直前にシーアンも追いつき、勝負はこの6名に絞られる。最後の古賀志林道で三度マルティネスがアタックし、他の5名を振り切り独走開始。追走はボーダン、イサギレの2名と更に後ろにファンチェルとロンデルの2名という構図。マルティネスはそのまま快調に独走し、優勝。2位争いのスプリントはボーダンが先着し2位、3位にイサギレ。TEAM UKYOのファンチェルは4位争いのスプリントに敗れ5位となった。ガリッボ、ラッカーニもUCIポイント圏内でフィニッシュし、計110ポイントを獲得。これによりUCIアジアランキング1位を確定させた。

SUBARU LAYBACK presents 2025宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース RESULT
1. レニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス) 3:30’00”
2. レックス・ボーダン(EFエデュケーション・イージーポスト) +0’32”
3. ヨン・イサギレ・インサウスティ(コフィディス) st
5. アレッサンドロ・ファンチェル(TEAM UKYO) +0’40”