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【RACE REPORT】Milano 〜 Rapallo アルバイラーテ 〜 ラパッロ(180 km)
レース レポート
2025.09.22

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【RACE REPORT】Milano 〜 Rapallo アルバイラーテ 〜 ラパッロ(180 km)

素晴らしいチームワークに支えられたファンチェルが勝利を収めた。

開催日: 9月20日
距離: 180 km
UCIカテゴリー: 1.2
参加チーム: 30チーム(プロチーム 4、コンチネンタルチーム 9、クラブチーム17)
出走選手数: 180名
TEAM UKYO出場メンバー : アレッサンドロ・ファンチェル、マルク・カベド、ニコロ・ガリッボ、石橋学、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
TEAM UKYO SD: マヌエーレ・ボアロ、アルベルト・ボルピ
レース公式サイト : https://teamvvf.com/milano-rapallo

TEAM UKYO公式サイト: https://team-ukyo.jp/

 

ミラノ〜ラパッロのルートは、アルバイラーテからラパッロまでの 180kmです。最初の部分は完全に平坦で、選手たちはロンバルディアからガンボロ、ロメッロ、サーレ、トルトーナを経由してピエモンテへと向かいました。そこから先はリグーリア地方まで続く長い平坦路でした。レースのハイライトは、 130km地点のスコッファ峠( 6.5km、勾配2.1%)から始まります。その後、ルマルツォの丘(1.7km、勾配7.7%)への急な下り坂と、カルチナーラの登り坂( 7km、勾配3.7%)が続きました。カルチナーラの登り坂は残り約25kmで終わります。さらに下り坂を進むと、選手たちはレッコに到着し、このワンデーレースの重要なポイントであるカモーリ峠( 3.9km、平均勾配6.7%の登り坂)へと進みました。そこからラパッロのゴールまで8kmの下り坂が続きます。

TEAM UKYOは序盤にファンチェルとガリッボを守り、最後の 2つの登りで彼ら、またはナホム・ゼライが仕掛ける作戦を立てた。

序盤の平坦区間では、 4名のアタック。セサル・マシアス (Petrolike)、ヤン・ムンツァー (Team Storck – MetropolCycling)、スティーブン・ウィレムセン (Universe Cycling Team)、トーマス・ガンバ (General Store – Essegibi – F.Lli Curia)の4名の逃げが決まり、 50 km地点で最大2分のリード。一方で石橋学が落車に巻き込まれリタイア。左半身に擦過傷を負ったが、大きな怪我はなかった。残るメンバーは集団で安全に走り、厳しい区間に備えた。100 km付近で10名が追走を仕掛け、先頭に合流。この時点で先頭は先程の 4名に加えて、ダヴィデ・バルダッチーニ、キリロ・ツァレンコ( Solution Tech-ViniFantini)、マルティン・マルチェルージ( VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)、エドガル・カデナ、(Petrolike)、オーレリアン・カイゼル( Vélo Club Villefranche Beaujolais)、ケヴィン・ビーエル( General Store – Essegibi – F.LliCuria)、ロレンツォ・ジネストラ( Swatt Club)、トンマーゾ・コロンボ( Solme-Olmo)、エマヌエーレ・アンザローニ(Team Bike Sicilia – Multicar Amarù)の13名となる。集団は1分差まで許したのち、追走を開始。主に Team Polti VisitMaltaが牽引し、MBH Bank Colpack Ballan、そしてTEAM UKYOも加わった。カベドとラッカーニが積極的に集団を引き、差を縮めていった。カルチナーラの登りでガリッボが動いた事をきっかけに、逃げは捕まる。その後、ディエゴ・ブラカレンテ( MBH Bank Ballan CSB)とアレクサンドル・バルメール( Solution Tech-ViniFantini)が一時抜け出すもすぐに吸収。

さらに登りの厳しい部分でゼライ( TEAM UKYO)がアタック。これにフィリッポ・トゥルコーニ( VF Group-BardianiCSF-Faizanè)、ロレンツォ・クアルッチ( Solution Tech-Vini Fantini)が追走。下りジャコモ・ガラヴァリア( SwattClub)も加わった。しかし残り15 kmで再び吸収。ゼライは下りで落車しリタイア。最後のルータ・ディ・カモーリ でガリッボがペースを上げ、これがファンチェルのアタックを引き出す形に。ファンチェルは一気に10秒のリードを作った。背後からブラカレンテ、マルティン・サンティアゴ・エレーニョ( VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)、ホルヘ・グティエレス(Equipo Kern Pharma)が追走。頂上まで500 mの地点でファンチェル数秒のリードしかなく、ここで彼はペースを落して 3名を待ち、下りで協調。後方ではクアルッチや昨年覇者のジョージ・ウッド( Zappi Racing Team)が必死の追走。最後の 1 kmでファンチェルはスプリントに備え後方待機。そして残り300 mのスプリントを開始、そのまま先頭はゴール。誰も彼を抜くことはできなかった。 2位は エレーニョ、3位はブラカレンテた。カベドも奮闘し、14位でフィニッシュした。これはファンチェルにとって今季 3勝目。ツアー・オブ・ジャパン(ステージ優勝&総合優勝)に続く大きな成果となった。

ファンチェルのコメント
「今日は速いスプリンターが多く、例えばフィオレッリのように僕より速い選手もいたので、最後の登りから勝負を仕掛ける必要があると思っていました。 2つ目の登りではペースが非常に速く、多くの選手が苦しんでいるのが見えました。ナホムがアタックしてくれて、他チームに追走を強いたのも大きかったです。最後の登りではアタックしましたが、頂上500 m手前で追走との差が少なかったので、一度待ってスプリント勝負に備えることにしました。チェコツアーではスプリントを仕掛けるのが遅すぎてレセルフに敗れて 2位に終わったので、同じミスは繰り返したくありませんでした。 300 mから全力で行き、先頭を譲らずに勝てました。本当に嬉しいです。チームメイトたちのサポートに感謝します。ここで勝てたことは僕にとってとても大きな意味があります」

MILANO ~ RAPALLO 2025 RESULT
1. Alessandro Fancellu (Team UKYO) in 3h5’24”
2. Martin Herreño (VF-Group-Bardiani CSF Faizanè) s.t.
3. Diego Bracalente (MBH Bank Ballan CSB) s.t.