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【RACE REPORT】Trofeo Matteotti ペスカーラ-ペスカーラ( 195 km)
逃げにトライ、ファンチェルがスプリントに参加し16位。
開催日:9月14日
距離:161.9km
出場チーム数: 22チーム(WT 6、PRT 11、CT 5)
出走選手数:132人
TEAM UKYOメンバー:マルク・カベド、アレッサンドロ・ファンチェル、ニコロ・ガリッボ、石橋学、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ、アルベルト・ボルピ
レース公式サイト:https://www.libertasceresetto.it/giro-della-regione-friuli-venezia-giulia-2025/
TEAM UKYO公式サイト : https://team-ukyo.jp/
Trofeo Matteottiのコースは昨年と同じレイアウト。ペスカーラの15 kmの周回を13周し、合計195 km・獲得標高2500 mを走る。周回のキーポイントは、Via Tiberi(900 m、5.1%)、Colle Scorrano(600 m、5.8%)、Montesilvano Colle(700m、5.3%)の3つの上り。最後の登りの後にはテクニカルな下りがあり、ゴール前の2.5 kmは完全に平坦。フィニッシュはピアッツァ・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィの長い直線に設けられていた。
TEAM UKYOは、ニコロ・ガリッボまたはマルク・カベドを逃げに送り込む戦略で臨んだ。アレッサンドロ・ファンチェルとナホム・ゼライは最終局面で上位選手とともに残り、自らのチャンスを狙う役割を担った。
序盤から多くの選手が逃げを作ろうと試みた。18 km地点で、マルク・カベド( TEAM UKYO)を含む7名が飛び出す。その後、ニコロ・ガリッボ( TEAM UKYO)を含む3名が合流。さらに数名がこの先頭にジョインし、15名の先頭グループが形成される。12チームが逃げに1人以上送り込む中、TEAM UKYOは2人を送り込んだ数少ないチームのひとつだった。しかしXDS-Astanaは大きなリードを許さず、約15 kmにわたって牽引し、逃げは吸収された。集団は伸び切り、レースは非常にハイペースで進行した。特にCofidisとPolti-VisitMaltaが集団前方で積極的に動いた。
残り10周でTEAM UKYOの選手を含まない16名の逃げが形成されるも、再びXDS-Astanaが追走を牽引し、VFGroup-Bardiani-CSF Faizanèも加わった。両チームの働きで差は急速に縮まり、残り95 kmで逃げは捕まった。その後、残り73kmほどの地点でフレデリク・ワンダール( Red Bull)、ステファノ・オルダーニとベンジャミン・トマ(Cofidis)、マチュー・ブルガドー( TotalEnergies)、マッティア・ガッフリ( Polti-VisitMalta)がアタック。ようやく逃げが容認され、5人の逃げは最大2分30秒の差を得る。この時点でTEAM UKYOは、ガリッボ、ファンチェル、ゼライ、ラッカーニの4人が集団に残っていた。
Uno-X Mobilityが牽引を開始。XDS-AstanaとUAE Team Emirates SRGも協力し、残り25 kmで差は33秒に縮まった。モンテシルヴァーノ・コッレの登りでイサク・デル・トロ( UAE Team Emirates SRG)がアタックし、 ダヴィデ・フォルモロ(UAE Team Emirates SRG)とナトナエル・テスファツィオン( Movistar)、リチャル・カラパスとルイ・コスタ( EFEducation Easypost)、シルヴァン・モニケ( Cofidis)、クリスティアン・スカローニ( XDS-Astana)、ジョリス・デルボーブとアレクサンドル・ドゥレットル(TotalEnergies)、シャビエル・ベラサテギ( Euskaltel-Euskadi)、ルドヴィコ・クレショリ( Polti-VisitMalta)の11名が追走。彼らは最終周回の入り口で逃げに追いつき、16人の先頭集団が形成された。しかし協調できずに、残り12 kmで集団に捕まった。最後のTiberiの登りでフォルモロが再びアタックし、モニケが合流。2人は強調し15秒ほどの差をつける。残り9 kmで、ニコロ・ガリッボ( TEAM UKYO)が集団からカウンターアタックし、先頭2人にブリッジを試みるも、程なくして集団に捕まってしまった。残り7 kmでデル・トロ、スカローニ、ドゥレットルが追走から抜け出し、先頭へ戻った。最後の下りでルイ・コスタとテスファツィオンも合流。最後の1 kmで フォルモロ、テスファツィオン、モニケ、デル・トロ、スカローニ、ドゥレットル、ルイ・コスタの7名が先行。しかしすぐ後ろにはメイン集団が迫る。フォルモロがチームメイトのテスファツィオンを助けるためにロングスプリントを仕掛けたが、メイン集団は猛然と迫りスプリント勝負に。デル・トロがスプリントを制し、イタリアのレースで直近8日間で4勝目を挙げた。ルイ・コスタが2位、集団から追い上げたミケルが3位で表彰台を完成させた。ガリッボのサポートを受けたファンチェル( TEAM UKYO)は集団スプリントに加わり、フィニッシュで16位となった。
TROFEO MATTEOTTI 2025 RESULT
1. Isaac Del Toro (UAE Team Emirates – XRG) in 4h29’03”
2. Rui Costa (EF Education – EasyPost) s.t.
3. Pau Miquel (Equipo Kern Pharma) s.t.
16. Alessandro Fancellu (Team UKYO) s.t.