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【RACE REPORT】Memorial Marco Pantani チェゼーナティコ 195.7km
レース レポート
2025.09.14

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【RACE REPORT】Memorial Marco Pantani チェゼーナティコ 195.7km

序盤の逃げにトライするも叶わず、見せ場を作ることができなかった。

開催日:9月13日
距離:195.7km
出場チーム数: 25チーム(WT 6、PRT 11、CT 8)
出走選手数:150人
TEAM UKYOメンバー:マルク・カベド、アレッサンドロ・ファンチェル、ニコロ・ガリッボ、石橋学、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ、アルベルト・ボルピ
レース公式サイト:https://www.libertasceresetto.it/giro-della-regione-friuli-venezia-giulia-2025/

TEAM UKYO公式サイト :https://team-ukyo.jp/

 

Memorial Marco Pantaniのコースは195.7km。
スタートとフィニッシュはチェゼナーティコに設定された。最初の 13.8kmは平坦で、その後ソリアーノ・アル・ルビコーネの周回コースに入り、ここを 3周回。そこには10.9kmにわたる比較的長い登りが含まれ、平均勾配は 2.9%だが、多くの区間䛷で7%の勾配があった。その後、レースはロンジャーノ周回に入り、 20.9kmで2つの登りを含むロンジャーノの登り( 2.7km、4.1%)とロンコフレッドの登り( 2.7km、6.2%)。この周回は3回走行された。20.4km䛾の直線区間を経て、最後にチェゼナーティコの市街地周回に入り、 5kmの周回を4周回する。

TEAM UKYOは、フィニッシュが平坦となっており予想されたスプリントの展開での勝負は分が悪いため、逃げに乗る戦略でレースに臨んだ。アレッサンドロ・ファンチェルとナホム・ゼライが終盤の動きを追う役割を担い、ニコロ・ガリッボは可能であれば逃げを狙う役割を担った。

リアルスタートから 15km地点で9名の選手がメイン集団から抜け出す。
メンバーは、クレマン・イズキエルド( Cofidis)、エミル・ヘルツォーク( Red Bull Bora Hansgrohe)、ウィリアム・コロラド・オソリオ( Q36.5 Pro Cycling Team)、キリロ・ツァレンコ( Solution Tech Vini Fantini)、マチュー・ブルガドーとアラン・ジュスオーム( Totalenergies)、サイモン・ダルビー( Uno X Mobility)、アルフレッド・グレナエ(General Store Essegibi)、そしてロレンツォ・ガリンベルティ( Petrolike)の9名。だが集団は大きな差を与えず、程なく吸収される。43km地点で、集団が分裂。ソリアーノ・アル・ルビコーネの周回は長い登りとテクニカルな下りを含んでいたため、レース前半で何度も分断が発生した。ここまで、TEAM UKYOは常に先頭グループに1名を送り込んでいた。50km地点で、サムエレ・ゾッカラート( Polti VisitMalta)がアタック。最大 26秒の差を得たが、最後のソリアーノ・アル・ルビコーネの登りで吸収された。ロンジャーノ周回に入ると、 Tudor Pro Cyclingが集団の主導権を握り、ハイペースを刻んだ。このプロチームには昨年の優勝者マルク・ヒルシや、マイケル・ストーラー、マルコ・ブレンナーといった優勝候補が揃っていた。

最初のロンコフレッド通過で、ダヴィデ・ピガンツォーリ( Polti VisitMalta)、ロレンツォ・ミレージ( Movistar)、ディエゴ・ウリッシ(XDS Astana)が集団からアタック。この3名は小さな差を作った。このとき、ニコロ・ガリッボが動きを見せ、マイケル・ストーラー( Tudor Pro Cycling)、ロレンツォ・マーク・フィン( Red Bull Bora Hansgrohe)が追随した。この3名は前の3名に合流し、6名の先頭グループが形成された。協調して走ったが、 120km地点で吸収された。ロンジャーノの登りで、 12名が先頭集団から抜け出したマルク・ヒルシとマイケル・ストーラー( Tudor ProCycling)、リチャル・カラパス( EF Education EasyPost)、ロレンツォ・ミレージ、ダヴィデ・フォルモロ䛸ナトナエル・テスファツィオン( Movistar Team)、ロレンツォ・マーク・フィン( Red Bull Bora Hansgrohe)、イサク・デル・トロ(UAE Team Emirates XRG)、ディエゴ・ウリッシ( XDS Astana)、ダヴィデ・ピガンツォーリ( Polti VisitMalta)、アレクサンドル・ドゥレットル( Totalenergies)、そしてニコロ・ガリッボ( TEAM UKYO)。ロンジャーノの最後の部分で、ストーラーとテスファツィオンが抜け出し、 20秒の差を作った。追走グループは上手く協調できずに差は広がっていった。

距離が進むにつれ、ストーラーとテスファツィオンは差を広げた。追走はメイン集団に吸収され、この時点で約 30名が残り、ガリッボも含まれる。残り40kmで、ストーラーとテスファツィオンは 1分45秒のリード。Uno X Mobilityが牽引を試みたが、差は縮まらなかった。チェゼナーティコの最終周回に入っても、ストーラーとテスファツィオンは 1分30秒差を保ち、追走ではアタックが繰り返されたが、ここでガリッボは脱落。残り10kmで、2人はまだ1分のリードを保っていた。アレクサンドル・ドゥレットル( Total Energies)が追走から飛び出し、2人へのブリッジを試みる。残り4km、ラウンドアバウトでストーラーが加速し、テスファツィオンを切り離す。オーストラリア人選手は単独で逃げ切り、 Memorial Pantaniを制した。最後の直線でドゥレットルがテスファツィオンをかわして 2位に入り、テスファツィオンは 3位。後方のスプリント勝負でヴィンチェンツォ・アルバネーゼ( EF)が4位。

最終周回は5kmと短いため、審判は多くの脱落選手を周回遅れとみなし、そこでレースを止めた。その結果、TEAM UKYOの選手は誰もフィニッシュに到達できなかった。

MEMORIAL MARCO PANTANI 2025 RESULT
1. Michael Storer (Tudor Pro Cycling) 4h30’03”
2. Alexandre Delettre (Total Energies) +31”
3. Natnael Tesfatsion (Movistar) +33”