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【RACE REPORT】Czech Tour Stage 4 / クロメリジ – プステヴニ 179km
ファンチェルが個人総合3位 ガリッボがKOMジャージを守り切る
レース期間 : 8月17日
距離:179km
UCIカテゴリー:2.1
出場チーム数: 19チーム(ワールドツアー2、プロチーム3、コンチネンタル14)
出走選手数:124人
TEAM UKYOメンバー:マルク・カベド、アンドレア・ダマト、アレッサンドロ・ファンチェル、ニコロ・ガリッボ、
石橋学、シモーネ・ラッカーニ、ナホム・ゼライ
TEAM UKYO監督:マヌエーレ・ボアロ・アルベルト・ボルピ
レース公式サイト:https://www.czechtour.com/
獲得標高2975mのステージ4は「クイーンステージ」と位置づけられた最難関。179kmのコースはクロメリジを出発し、プステヴニへと向かう。フィニッシュは平均勾配7.5%、距離5.4kmのKOMを2回登り、2回目の頂上がゴール地点。ここで最終総合成績が決まった。
TEAM UKYOは、エースのアレッサンドロ・ファンチェルを総合争いに残すことを第一目標とし、山岳賞ジャージを着るニコロ・ガリッボには序盤の大きな逃げに対応する役割が与えられた。
最後のステージということもあり、多くの選手が勝利を狙ってアタックを仕掛けた。60kmを過ぎてようやく26人の大きな逃げ集団が形成され、計画通りガリッボがこれに加わった。逃げは最大で4分差を稼ぎ、ガリッボはバーチャルでマイヨ・ジョーヌとなる場面も。しかし現実的には維持は難しく、勝負は終盤へと進んだ。
ガリッボは最初のプステヴニKOMを2位通過。6ポイントを獲得し、山岳賞を確定させる。
その後はチームメイトを助けるべくエネルギーを温存。残り10kmで逃げは吸収され、ガリボは最後の力を振り絞りファンチェルをサポートした。
最終登坂では、Visma Lease a Bikeが強烈なペースを刻み、シアン・ウィッテブルックスが残り4kmでアタック。ファンチェルとリーダーのジュニオール・ルセールフ( Soudal Quick-Step)だけが反応したが、その後ファンチェッルは自らのペースに切り替え、さらに2.5km地点でルセールフも脱落。一時独走したウィッテブルックスだったが、ゴール前で失速。背後の集団に吸収され、ヤニス・ペーター( TeamVorarlberg)が劇的な逆転勝利を収めた。ファンチェルは7位でゴール。ボーナスタイムを獲得されてしまい総合3位に後退。わずか1秒差で総合2位を逃したが、ワールドツアー選手に次ぐ堂々の表彰台を手にした。ゼライは区間12位・総合14位、カベドは総合18位でフィニッシュ。TEAM UKYOはチーム総合2位(わずか3秒差)と、大健闘の結果となった。
アレッサンドロ・ファンチェルのコメント
「総合3位という結果に満足しています。第2ステージでアタックしたことを少し後悔していますが、総合優勝は難しかったと思います。2位との差はたった1秒ですが、2位と3位に大きな違いはありません。2か月のトレーニングを経て、このような形で復帰できたのは嬉しいです。」
ニコロ・ガリッボのコメント
「とても嬉しいです。第1ステージで逃げに入り、山岳ポイントを全て取れたのが大きかったです。その後は総合を狙うチームメイトをサポートする走りに徹しました。今年3つ目の山岳賞ジャージです。優勝ではありませんが、自分にとっては大きな成果です。」
CZECH TOUR STAGE 4 RESULT
1. ヤニス・ペーター( Team Vorarlberg) 4h21’52”
2. シアン・ウィッテブルックス( Visma Lease a Bike) st
3. ジュニオール・ルセールフ( Soudal Quick-Step)st
CZECH TOUR FINAL GC RESULT
1. ジュニオール・ルセールフ( Soudal Quick-Step) 15h55’41”
2. シアン・ウィッテブルックス( Visma Lease a Bike) +7”
3. アレッサンドロ・ファンチェッル( Team UKYO) +8”